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2003年10月1日、JR東海・西日本ではダイヤ改正にが行われるって事なんですけど、その目玉というと新幹線改
革。何と言っても「のぞみ」増発と値下げ、品川駅開業というニュースはまさに鉄道大改革だと思う。
まぁ目立ったところではこんな所ではあるが、もうひとつ、その影で変わってしまうものがあったりする。
実は今回、そのひっそりと変わってしまうものを見届けるべく、そして記録に残すべく急遽ツアーを組んだりしたのであ
るが・・・。
2003年9月21日夜、私は博多駅交通センターに居た。ここから鳥取行きの夜行バスに乗車し、一路米子を目指すた
めである。本当は21日朝から宿を取りつつ旅をしても良かったが、そんな余裕は無い。今回の旅はケチケチしながら 最大の成果を挙げなくてはならないのだ。
最初の目的地である米子では、この改正で大きく数を減らすであろう、もしくは廃車されるであろうキハ58国鉄色とキ
ハ47原色を追う為である。もちろん、ついでに米子地区の車両はくまなく撮影するつもりであるが、あくまで主役はキハ 58国鉄色である。
10月改正からはキハ121や126が増備されて同地区に投入されるので、車歴の古いキハ58はかなり崖っぷちであ
る。まぁキハ58なんて福岡や山口にも走っているが、国鉄色ともなると米子地区か東北にごくわずかしか居ない。しか も当初から塗り替えなしの国鉄色はここだけである。
鉄道ファン独特の「無くなりそうなものを追いかける」という習性ではないが、カメラに収めた事が無い車両だったので
追いかけてみる事にした。
22:25。博多駅交通センター発鳥取行きバスに乗って出発する。
さて、バスの中である実験をした。「ゲーム音楽ヒット情報J」r本執筆中の私であるが、この本で「ボーダーダウン」の「B
yebye Mars」という曲は宇宙を旅している感覚であると書いている。それでは本当に星空の中旅をしながら聴くとどう か?というのを試したくなった。
関門橋を渡り、山口に入ったあたりから車窓には大変な星空が広がる。そこでそれを流してみた。
生きてて良かったと久々に感じる瞬間を迎える私が居た・・・。渦巻く星空の中を遊泳している感じがした。
ところでこのバスではハプニングもあった。この時期この季節、9月初旬はかなり暑かったとはいえ、今では大変涼し
い。しかも走っている場所が山間部であるから車内の気温は下がり気味である。だから、乗務員さんも気を使ってエア コンを消して調整を図った。ところが止めた途端に車内の気温は上昇。これだけバカでかいバスを動かすエンジンだか ら、そりゃぁもう大変な熱を出すだろう。私も含め乗客が一斉に目を覚ました。するとエアコン投入。快適になる。が、今 度は寒くなった。再び乗客目を覚ます。エアコン切る。快適になる。暑くなる・・・。とまぁ乗客が快適に寝ていられるのは エアコンの投入し初めか切り初めの時だけだった。
6:10。ちょっと早めに米子駅に着いた。それにしても鳥取地方はもう晩秋の様相。北風のにおいは冬の風だ!ちっょ
と寒いという感じである。早々にカメラを用意してキハ58やキハ47を物色する。通常では2連だが、ラッシュ時には4 連になったりキハ58と47が併結したりもするので逃せない。早朝だから露出関係が難しいと思ったら、九州より東の 分太陽が昇るのも早く、適度にうす雲が張っていたので助かった。
あらかじめ用意した編成と時刻をまとめた表を見ながら2時間程度カメラ片手に米子駅で撮影しまくりである。
8時前後には一旦撮影スケジュールが落ち着くので、立ち食いそばタイム。普段はうどん派だが、山菜との組み合わせ
ともなるとそばにしたくなる。富山に行った時もそうだった。
階段付近のそば屋でそばをおいしく頂いていると、階段の方から北風に乗って凄くいい匂いがして来た!女子高生の
集団が、それはもうおびただしい数の、しかも複数種類の制服が混じっている集団だ。なるほど、こういう地方では、列 車の絶対数が少ないので、同じ列車に複数の学校の生徒が、それもかなりの数が一緒に乗っているという事だから、 こういう現象も仕方が無い。が、私的にはかなり良い!そばをたべながら次々と目の前を通り過ぎる女子高生に、しか も萌え萌えの娘多かったのでかなり癒されてしまった。もちろんめがねっ娘も物色していたりする。 ![]()
聖地巡礼ではありません やっぱし国鉄色が一番しっくり来ますな
さて、米子には私の他に撮影に勤しむマニアがやはり居た。居たのではあるが、5〜6人である。まぁ改正まであと10
日あるからというのと、平日だからというのもある。クモハ42の時もそうだったけど、私は無くなりそうなものに会いに行 く時には、こういう改正より少し間をおいた平日に行く事にしている。(鹿児島「つばめ」「ドリームつばめ」の時もそうしよ うと思っている)撮影も楽だし「我先に」という殺伐とした雰囲気が無いのが良い。現に今回の米子も和気藹々と、おの おのまったりスタイルで楽しく撮影に興じていた。
米子ではキハ58・47はもちろんの事、「サンライズ出雲」「やくも」キハ33・37・40・126・187・65を撮影したほか、
ちゃっかり側線に止まっていた新車、キハ121も撮影して来た。 ![]()
藤原はづきキハ58のクロスシートに座る
11:59。これから私は岡山に移動する。またもや改正で消えてしまうものを撮影するためである。思い入れが無い車
両だったら、「さよならマニア」ではない私はそのまま山陰本線を下って帰っていたが、やはり相手が好きな車両なので そうも行かない。特急「スーパーやくも」に乗って伯備線の旅である。
車内には駅弁を持ち込んだ。「かに散らし寿司」だ。実は生まれて初めて食べた駅弁がコレなのだが、それ以来「かに
寿司」は列車で山陰地方に逝ったら必ず食べている。それくらい好物なのだ。本当は「五左衛門寿司」にしようかと迷っ たが、結局コレにした。コレを食べるのは3年前に寝台特急出雲に乗った時以来である。
酢漬けのかにの肉がたっぷりちらしてあるこの弁当は本当に食べ飽きない。
![]()
藤原はづき381系「スーパーやくも」車内でかにちらしを・・・!?
列車の方はと言うと意外に早く走っている。振り子特急だから当たり前かもしれないが、流石に883・885系に比べた
ら古い車両なのでスピードはあまり期待していなかったのだ。が、飛ばす飛ばす!小さいカーブ程度なら速度も落とさ ず走って行く!流石に駅のポイントや大カーブでは速度を落とすが(「この電車はカーブや駅では大きく揺れる電車で す」と注意アナウンスがあっていた)、それ以外のところはかなり飛ばしていた。トンネルの中なんぞ130キロ出ている ような錯覚も覚えつつ・・・。あまり「スーパーくにびき」「スーパーおき」に乗っているのと気分的には変わらない。
以前から「やくも」「スーパーやくも」は同じ車両を使用しているのに、どこがどうスーパーで、どうスーパーじゃないのか
気になっていたが、スーパーはやっぱし飛ばすんだろう。(停車駅も少ないし)
車窓は中国山脈と美しい清流・渓谷が次々繰り広げられる。緑がかなり生い茂っており、列車はそれを弾きながら走っ
ている感じである。 ![]()
雨の多い曇りベースの鳥取県から、県境を越えると雲が無くなり快晴に。そうして岡山に突入した。岡山はすでにマニ
アフィーバーの只中だった。
ここでは213系「マリンライナー」と、キハ181「いなば」(B’zにあらず)をメインに逝きたい。どちらも私の好きな車両で
あるが、次の改正では新車に置き換えられてしまうのだ。213系は普通車は他の路線に移りそうだけど、グリーン車は もうなくなるんだろうか?キハ181に関しては「はまかぜ」「いそかぜ」では残るんですけど、「いなば」で走る事はなくな るし・・・。また残っている列車を駅で撮影しようとするとナカナカまともな駅が無い。「はまかぜ」は大阪駅という手段が あるものの、すでに国鉄色ではないものも多い。だから、良いチャンスなので「いなば」で撮影しようという事である。
14:34岡山着の「いなば」は、唯一撮影しやすい8番線に入って来る「いなば」である。しかも停車時間が少ない。
私は対岸の7番乗り場で待ち構える。岡山駅には多くのマニアが居たが、この事に気が付いているのはどうやら私だ
けのようである。皆8番線で先頭部分を撮影しようという構えである。
私の場合は、つい先ほど出発した鳥取行き「いなば」で先頭部分は撮影済み。編成を撮るなら断然7番線から撮るべ
きなのだ。まんまとツボに撮影出来た。ひっそり撮影成功!先頭部分を撮った人達がこちらに走って来るも、乗客を降 ろした「いなば」は走り去ってしまった。これを撮影出来た人間はわずかだった。 ![]()
キハ181国鉄色「いなば」も遂に見納め
次に待ち構えるは213系「マリンライナー」。この改正では223系5000番台+5000系という新車に置き換えられる。
ただ、213系に関しては岡山よりは児島駅や妹尾駅の方が撮影しやすい。(時間に余裕があれば更に撮影しやすい
高松に行くのだが・・・)先頭部分だけなら岡山だが、編成写真も含めると対岸の列車にかぶられるというリスクはある が、撮影しやすい妹尾駅で撮影する事にした。
移動には「マリンライナー」を使ってみた。乗り収めではあるが、代わりの新車が私の好きな223系なもんで、ちょっと
複雑な気持ちだったりもする。
妹尾駅。ここには太陽をさえぎるものが無い(それで困る事もあるのだが)し、日替わり定食のようにコロコロと車種が
変化する瀬戸大橋線や宇野線の各駅停車が一緒に撮影できるというものである。JR四国の特急気動車は思い切って 冬までおあずけである。
この日初めてマイナス補正を使用したりしながら、撮影。ここには2時間半しか居られないので、少ないチャンスを確実
にモノにしなければ・・・。失敗もあったが、なんとか形にはなった。良い感じで213系を撮りまくった。数あるカラーリン グすべてのグリーン車を撮影するのはハナから諦めていたので、それをふまえて75点というところ。最低限の事はや って来た。 ![]()
213系マリソライナーパノラマグリーン車 藤原はづきおジャ魔女仲間の妹尾(あいこ)駅に
聖地巡礼
岡山に戻ると、マニアの数が凄い事になっていた。213系が着くたびに群がってくる。ホームでは再三危険を犯すカメ
ラマンに対して注意が放送されていた。(到着メロディをバックに)「高松で撮影すればいいのに」と思いつつ、113系各 駅停車を下車する。あ、そうそうJR西日本独特のブレーキ全緩め停車の瞬間を撮ったりしました。シャッタースピードを 落として残像が残るようにすればよかった。ブレーキシリンダーから空気を抜きながら停車する感覚は九州では味わえ ない。 ![]()
停車直前ブレーキ全緩めの瞬間を連射で撮ってみました
岡山から広島までは各駅停車で進み、広島から新幹線に乗る事にした。経費節減である。日も落ちてきたのでマニア
活動を切り上げようとしたら・・・新車キターーーーーーーーーーーーーーッ ![]()
試運転キターーーーーーーーーッ 新旧マリンライナーの並び 最初で最後か
なんと先ほど述べた223系5000番台である。思わず追いかけて撮影してしまった。しかも213系との並びまで
が・・・。これは良い拾い物をした。
広島までの各駅停車に乗車している間の記憶があまり無い。かなりの精度で爆睡していたらしい。JR九州の転換式ク
ロスシートは角度が心地いいがシートはちょっと薄味。JR西日本の113系アコモ改善車の223系並みの転換式クロス しシートは角度はそれほどではないが、シートは厚め。そのゆったりシートが何とも疲れている私には有難く、ついつい 爆睡してしまった。ただ、発車してしばらくの間猛烈な速度で走っていたのは知っている。脱線しそうに思えそうな揺れ 方も知っている。が、それ以外の記憶は無かった。
広島から「素の700系ひかり」に乗車し、22時42分に博多に帰り着くと全行程終了。私にしては珍しく無くなりそうなも
のを追い掛け回してしまったツアーも無事終了である。また明日から原稿地獄が待っていたりするが・・・。 |