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(ここで「嗚呼人生に涙あり」ではなく「ザ・チャンバラ」を流す)
コミックコミュニケーション6の疲れも癒え、その翌日にあたる6月7日、早朝の大阪駅に私は居た。ここから福知山線
直通の快速電車に乗車して、福知山へ、更には綾部を経て舞鶴、小浜線、敦賀へと抜け、北近畿ローカルの車両を撮 影しようというのが今回の目的である。天気は梅雨だというのに晴れていて、平日なのに行楽日和だと私は思ってい る。いい身分だ。
207系新三田行き各駅停車(と言いながら塚本通過)の直ぐ後に113系4連が入って来た。やっぱし中距離の移動と
もなればクロスシート車が良い。進行方向に向かって左窓側に座席を確保する。2711M快速福知山行は6:47分に 大阪駅を発車。そのまま早くもJR西日本十八番の高速モードに入る。
尼崎から三田までは快速運転。そこから先は各駅に停車する。さすが近畿圏の本線電車、猛スピードをキープし、県
境を突破する。この界隈では快速でも時速130キロ運転を行うという猛スピード普通列車区域である。
福知山線内においても丹波路快速が120キロ運転を行い、大阪〜篠山口を60分あまりで結ぶ速達性を見せている。
福知山線に入ると大阪近辺の下町の間を縫って線路を引いてあるような風景の中、猪名寺、塚口というやぶうち優先
生作品のキャラの名前と居ても使用された駅名をすり抜け、わずか15分後には伊丹、更に大阪から30分弱で宝塚ま で到達した。大阪〜宝塚は「電車でD」でお馴染みの阪急との競合区間で、JRは本数もスピードもかなり力を入れてい る。が、阪急も運賃と小回りが利くというところで勝負出来てる。
ここから先は、ここまでの通勤路線ムードから「あの山に登って行こう」なんていうハイキングムード満点の路線に早変
わり。西宮名塩から道場まではトンネルが連続し、更にはトンネルの合間合間に谷があるという、先ほどまでまず想像 し得なかった景色が続き、嫌が応にも行楽ムード。そんな中7:30前には福知山線のひとつのピークである三田・新三 田まで駒を進める。このあたりになるとベッドタウンないしニュータウンなんていう最近まで田舎でした的ニュアンス
の街になって来た。
そのまま、各駅停車となった2711Mは山道をのんびりと登り続け、福知山圏内に入った篠山口には大阪から1時間7
分で到達。福知山線はこれから先、単線のローカル線に変身。一気に列車の走行速度も落ちてしまった。
時折対向列車の特急や各駅停車に道を譲りつつ、緑を分けながら進み、福知山へは篠山口から更に1時間経過した
8:58に到着。大阪から2時間あまり。ここは既に山を経て日本海側の地である。 これが噂の113系3800番台 風邪をひいているのかも知れない
ここでの目的は噂の113系3800番台を撮影する事。2連ワンマン改造をされたは良いが、あまりにも何かを省略しす
ぎたような惨憺たる有様な前面を持つ車両。待つ事10分あまり、奴は来た。近くで見ると確かにモノスゴイものを感じ る。沿線のおじいさんおばあさんなんか事業用車両だと自信を持って勘違いしてしまいそう。これならのっぺらぼーな伯 備線115系ワンマン改造車の方が客扱いはしている雰囲気をしていてはるかにマシな気がする。
113系ワンマン改造車というと湘南色のまま前面の斜めラインに緑の警戒線を引いている奴も居るのだが、こいつを
私は「コマネチ電車」と名付けた。
福知山ではこれらを撮影した後、仕上げに特急「はしだて」まで撮影して綾部に移動・・・しようと思ったら構内に
キヤ191が居たり、北近畿タンゴ鉄道のKTR700までが撮影出来た。これはラッキーである。
綾部では北近畿系列の特急のうち、「まいづる」+「たんば」「はしだて」の分割作業なんかを収めつつ、「タンゴディスカ
バリー」まで撮影したい。が・・・、なんだか福知山にいた頃と違って雲行きが怪しい。まぁそれはそれで太陽光線が適 度に調整されていいだろう。と・・・思っていたらこの次に向かう舞鶴方面。思いっきりどんより曇っている。ともすれば大 雨でも降っていそうな予感である。
しかしまぁそんな嫌な予感も忘れて撮影に没頭する。綾部駅は比較的撮影しやすい・・・っていうか山陰本線の北近畿・
舞鶴方面の車両を撮影するには良過ぎる駅である。2線3面という小ぶりなところも撮影を容易にしている部分である。
1・2番線にはそば屋がひっそりと営業していた。昼食はそばにしようと考えつつ撮影していたものの、駅弁も売ってい
た。覗いて見れば「かにずし」じゃないですか!私はこの駅弁大っ好きなんですよ!
という事で、そばで安く上げようとした昼食。3倍近い価格に跳ね上がってしまうのでありました。ところでこの「かに寿
司」は、数あるバージョンの中でも鳥取以北で売られているもので、私は以前寝台特急「出雲」の車内販売で購入した 事がある。一緒に入っている「塩っぺ」が良いアクセントになっているのだ。 ![]()
今度は小浜線に乗車&撮影をするべく、東舞鶴駅に移動。が、西舞鶴駅にて、特急「まいづる」が東舞鶴発車直前に
車両故障を起こして立ち往生。舞鶴線は単線だからしばらく列車が動けない。ネタ探しに駅構内を歩いてみれば、北近 畿タンゴ鉄道の車両が側線に停車していたので良い感じで撮影。もうこの地でやり残した事は無くなった。
10分遅れて「まいづる」が西舞鶴駅に到着。ただちに当方が乗車している東舞鶴行の各駅停車が発車する。遅れを取
り戻そうと、JR西日本の本線各駅停車並の時速100キロを激走!惰性走行をほとんどせず、まさに全力疾走で東舞 鶴駅にたどり着く。が、先程の嫌な予感がこの役に着いた途端に現実に!
大雨が降り出したのだ!隣のホームには小浜線自慢の新車、クモハ125が停車しているが、こんなに降っていては撮
影もままならない。おまけに折角の小浜線の若狭湾の風景もあまり気色良くは映らない。混雑を見越して青春18シー ズンを外して来たものの、梅雨時期というのはまずかったな。 コレがかに寿司です
小浜線車内は新車という事もあって大変清潔。しかも、くず物入れが設置していないにも拘らずである。
これは地元人の意識が大変高い結果じゃないかと思いますよ。当然学生さんとか大挙して乗っているはずなんですけ
ど、床に何かこびり付いているというのもないし、まさにみんなの電車という意識なんかなぁ?小浜線電化は沿線住民 の悲願であったわけで、ようやく手に入れた電車というのもあるだろう。
それにしても、この車内、2連組んでいるうちのいずれもなんだかお年寄りばかり。しかもなんだかあちこちから湿布の
匂いがして来る。さながら、このクモハ125、病院の待合室ばりにお年寄りの憩いの場になっている。223系張りに広 い窓と転換クロスシートが並ぶ清潔な車内でお年寄りが寄り合う光景はなんだか「いいなぁ」って感じてしまう。
13:10、定刻に935Mは発車する。あいにくの雨だけども沿線の豊かな緑の風景を眺めつつ、新車の125系の中で
「かに寿司」をいただくと、やっぱり幸せな気分。と、いきなり警笛を鳴らして線路上に屯しているカラスを追い払う。JR 西日本新型一般車に装備されているミュージックホーンかこの車両にも漏れずに装備されている。
それにしても、この125系、JR西日本だけでは無く、福井県のお金も関わって走っている電車でもある。って事は、こ
のミュージックホーン。福井県のお金で鳴っているんだなぁ。にしても、この風光明媚な小浜線の中にVVVFインバータ のモーター音が響き、ミュージックホーンがこだまする。なんとも不思議な光景だ。緑のトンネルを突き進みつつ、その うち車窓には若狭湾が寄り添って来る。
いつの間にか雨は上がり、うっすら太陽が差して来た。勢浜付近の制限速度25キロのカーブをゆっくり通過する瞬間
は若狭湾がワイドに眺められる瞬間だ。 若狭湾が見える小浜付近
13:55.小浜着。福井県の奥まった地にひっそりとある小都市だけど、今や拉致被害者帰還という事で話題の都市で
もある。が、そうした喧騒とは裏腹にしずかな雰囲気である。
今まで乗って来た935Mはここから937Mと列車番号と変えて敦賀を目指す。
14:36の発車まで125系をカメラに収めまくる。天気はというと、先ほどまでの雨が嘘のよう!カラッと晴れて来た。
が、発車時刻が迫るにつれて雲行きが怪しくなり、発車時には先ほど以上に土砂降りになってしまった。
小浜を発車すると、若狭湾は奥に引き下がり、山々の間を走る。新緑から滴り落ちる雨を眺めるのもまた風情があっ
て良い。車内の主役はお年寄りから学生に変化し、1時間ほどで敦賀に到着だ。
それにしても、この小浜線。その沿線風景はナカナカ味わい深く、また時間をかけてゆっくり乗りに来たい。
が、しかし青春18シーズンはメチャクチャ混雑するだろうからそれは外さないとなぁ。でも、8月くらいの景色は最高な
んだろうな。とまぁ色々優柔不断に次に来る機会を伺ってみる・・・。 路線はともかく、車両は高望みしすぎ(Win350がモデル)
ここから北陸本線を下って米原に出て、そこから新大阪に向かう予定だけど、ホームに「サロンカーなにわ」が入線して
来た!しかもDE15を繋いでいるじゃあーりませんか!これは良い時に来たなぁ!敦賀ではすっかり雨も上がっていて 上手く撮影出来た。が、敦賀駅ってあまり撮影向きでは無いんですよね。何しろホームがカーブの真ん中にあるから5 両以上の編成の列車はホームにもよりけりだけどあまり良い感じにカメラに収まらない。
敦賀からは455・457系3連の144M各駅停車で米原へ。噂のループ線を上ると敦賀市が一瞬だけ一望出来る。
その後名撮影地である新疋田・そして近江塩津から湖西線を分けて琵琶湖沿いを走る。たそがれ晴れ天気に琵琶湖
が映える。学生をたっぷり詰め込んで、電車は北陸本線を上る・・・?そう、地図上では下っているのに一応上りなの
だ。 ループ線から見た敦賀市
米原には17:13着。ここでしばらく撮影を続けようとしたら、またまた大雨が降り出した!どうも行く先々に雨が追い
かけてくる格好だ。なんてこった!
雨が止む気配もないので早々と米原を立ち去る事にする。断続的にこんな雨に降られたら良い写真が撮れるはずもな
いって事で退散。丁度ホームには223系2000番台の普通(高槻から快速)が来ているし・・・。のんびりと223系に乗 るのも悪くないよね。
京都まではそれこそ山陽本線の各駅停車のノリで転寝まじりにゆったりとシートに身を預けるものの、ここから先は個
人的注目度が高いためにバッチリと起きる事にした。
今回、初めて京都〜新大阪を内側線で移動する。今までは特急や新快速で外側をすっ飛ばして内側線の列車を追い
抜く事が多かったのだけども、今回は抜かれる側というものを体験出来るのだ。
実際に高槻直前で同じ223系2000番台の新快速に抜かれたのだけど、隣を凄まじい爆音と共にあっという間に走り
去ってしまった。こっちだって各駅停車とは言っても時速100キロは出ている。それを苦もなく抜き去るとは時速130
キロ運転恐るべしである。
高槻からは今まで乗って来たこの列車も快速となる。内側線を快調に飛ばす。2003年12月からは内側線快速も22
3系が使用されている列車に関しては時速130キロ運転を行う事になったし、この列車もその例には漏れない。
この内側線快速、外側線新快速よりも警笛の回数が多い。というのも、各駅の外側線ホームのうち、それを乗降に使
用しない駅に関しては、そこに安全柵を張っていて、通過列車での事故を防いでいる訳だけども、内側線は通過列車 の方が少ないから柵は無い。って事で、通過に際しては警笛をかなりの頻度で鳴らしている。つまりは、JR西日本のあ のミュージックホーンを必ず聴きたいなら、外側線の新快速よりも内側線の快速(223系2000番台使用のものに限 る)に乗った方が話は早い。それもラッシュ時間だと確率は更に向上する。
あ、ちょっと話が前後するんですが、寝台特急「あかつき/彗星」が向日町から京都に回想されるシーンを目撃!「出
雲」を牽引するEF65PFが牽引し、「あかつき/彗星」を牽引するEF66は同列車の編成の一番最後にぶら下がって いたのだ。
両方に機関車が連結されている状態で貨物線を走行して京都駅付近で待機する模様。見慣れない面白いシーンだっ
た。その後今度はかなりエキサイティングなシーンを目の当たりにする。外側線を智頭急行HOT7000系「スーパーは くと」が推定時速130キロで走って来た!こちらの内側線快速もそれに近い速度が出ているからJR西日本と智頭急行 の看板車両同士のデッドヒートがしばらくの間展開されたのだ!そうだ!コレに乗ればこんなシーンが体験出来るの か!一度お試しください。マッジで興奮できますよ。
新大阪で降車し、本日のラストを飾るのは500系「のぞみ」。敦賀で購入した駅弁を食べながら、今度は時速300キロ
を久々に体験である。夜というのは新幹線だと景色的に物足りないが、速度感は夜の方が向上する。次世代のN700 系の足音が聞こえて来る中、あと数年で現役を退くであろう500系にはどうしても乗車しておきたかった。乗車しながら 思った事は、今後いかなる新幹線車両が出たとしても、私にとってはその速度、フォルム、そしてインパクトという点で、 500系こそが究極の新幹線車両だという事。戦前に計画されていた弾丸列車はこの500系によって実現しているのだ という事である。
そんな300キロ体験をしつつ、惜しくも博多に到着。もう一度くらいは全区間通して500系に乗っておきたい気がする。
願わくば往路は寝台特急、帰りが500系という形を望みたい。
さて、撮影リザルトタイム。正直言って満点に近いです。米原で雨に降られて419系ないし413系を撮影出来なかった
のはは痛かった
けども、当初の目的である125系、KTR800、113系3800番台は達成出来た訳だし、おまけにキヤ191だのDE1
5が転がり込んで来たとあっては文句も言えない!今回は撮影メインだったけど、小浜線にはまた乗りに行きたい!一 回通るだけでは済ませたくない、ゆったりとした雰囲気と心地よい景色をベストの状態で楽しみたい。 トップへ 鉄ちゃん本舗ホーム ページ頭へ |