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コレをお読みになっている皆様の中には自動車をお持ちの人も多いと思います。バイクを持っている人も多いと思い
ます。それら乗り物につき物なのは警笛であります。この警笛、辞書を引くところによりますと「警戒や注意を呼び起こ す為に鳴らすラッパや笛の類。またその音」と述べられてございます。そう言えば自転車にも鈴がついて警戒を歓呼で きるようになっていますな。 そう、登山における「落!」野球のランナーコーチにおける「バック!」と同じ目的なわけですね。時々見られるのが自 動車などを運転中に「お前何やっているんだ!」という意味でご使用なさっている人。これはいけません。特に車線変 更や急な割り込みに対して頭に来た人が後ろを振り返れない事をいいことに、強気にバンバン鳴らしまくって前の車に 浴びせている人がいますが、その人の強気も次の信号までと相場が決まっているのであります。信号停車のその時か らその顔は青ざめ、特に窓が開いたり、あまつさえ顔でも出てきたら「ギャー」(怪奇大作戦のOP調で)なんて、まっ たくお化けでもないのにね。 さて、それら自動車にも付いている様に電車などにも立派な警笛が付いております。昔は汽笛と呼んでおりまして、歌
にもあったでしょ。「♪汽笛一声なんとやら〜。」私はこの鉄道ファンのクセにこの歌知らないんですよ。そう言えばズー ムイン朝で延々流れていたなぁこの歌…。 そう、昔は汽笛だったんだよなぁ。蒸気機関車の蒸気で笛を吹いて警笛としていた。これが汽笛ですな。「汽車ポッ
ポ」って造語のポッポは間違いなく汽笛から来ている。あぁ間違っても駅によくいるハトから来ているのではありません。 私も先日SL「あそBOY」の撮影と音撮りに行ってきましたが、いやぁ間近で聞くと凄いもんですね。「ブォーッ」て聞か
されるとね。現代の機関車にも汽笛は付いていますけど、甲高いだけではなくて、喉から鳴らしているような、そんな印 象を受けるのですよ。蒸気機関車はその他にも汽笛の弁の引き方によって色々な鳴らし分けが出来たりする意外と芸 達者な汽笛だったりします。芸達者な警笛は…とこの話はまた後で…。 車両のバリエーションが多くなった昨今では警笛にも色々種類がありますが。まずオーソドックスなのは電車や気動
車における「パーン」、機関車における「ピーッ」というヒカルの碁じゃなかったテニスの王子様でもなかった、ホイッスル よ。あぁ「ピーッ」と言っても放送禁止用語を隠すための1KCの事ではありませんので念のため…。 あぁ、夜行列車などに乗っている時、流れる夜の風景のバックに時折機関車の汽笛が鳴ったりすると旅情が増したり
して旅を実感できますなぁ。
まぁこういったところでホントに大まかにはこのふたつの属性に分けられるのではありますが、電車においても485系
や811系に見られる「ピーッ」と「ブォー」が混じったような音。気動車の「フォーン」というような音なんてのもありまして、 いよいよその属性分けも複雑と化してしまいます。あまつさえ713系、105系の様に「ポーッ」なのに「ブォー」っていう 分けの分からんオカマ警笛や、キハ66・67みたいに「フォーン」の「ン」のアクセントがやたら気が抜けるような女が腐 った様な警笛まで出てくる始末。(イカしてはいるが) 更には新幹線な!あの警笛はいかにも優等生ぶっているというか「他の人とは違うんですよ」的ニュアンスがいくら
でも見えて来る響きだし…。一体いくらあるんだ警笛バリエーション。 あぁ気動車で思い出した!実はJR北海道では特急気動車の警笛もヒカルの碁じゃなかったテニスの王子様でもなか
った、ホイッスルなんですよ。それもひときわ甲高く鋭い音。おおよそ北海道の見通しの悪い降雪時や山間部などでは こちらの方が遠くまで響いて有効だからそうなってしまったのでしょう。何しろ警笛なものだから目立つ事が一番なので あります。 昨今ではこれらの警笛にニューウェーブが誕生した。電子警笛である。JR九州の783系以降の特急車両や、JR北
海道の785系は「パーン」という音を電子音で鳴らしているのだ。まぁ既存の警笛よりもスマートさがありますな。 あ、そう言やぁJR東日本というとE電。その主力車両であるE231系や209系にもJR九州の特急車両のような電子
警笛が取り付けられてございます。 そして電子音と言うと有名なのがミュージックホーン!始めてこの言葉を耳にする人も多いかもしれないから念のた
めに講釈の一つも垂れてみる。これは電子音で構成された簡単な音楽を鳴らして注意を促すものなのだ!おおよそ信 じられない話だが現実に存在する!
ミュージックホーンの元祖であり、最も有名などころは「スーパーベルズ」のアルバムにも入っている名鉄のミ
ュージックホーン。こちらは伸ばす音が多い比較的単純なメロディだが、流石に電車から聴こえてくるとなると違和感 がある。あぁしかし、結構颯爽と聴こえなくも無いかな…。 また、JR東日本の特急車両の警笛、そう、JR東日本は管内の駅の発車ベルを廃して発車音楽に変えるという思い
切った事をする鉄道会社だが、ひそかに特急車両の警笛も音楽化していた。最近登場したE257系も立派に音楽警 笛である。最初に採用した251系のものと比べると旋律は同じだけど、多少編曲?されていて聴き栄えが良くなってい ますな。あ、ちなみにE253・E255系、そして651・E653系も同じ音であります。 最近では、このほど開業した「つくばエクスプレス」の電車にもミュージックホーン、装備されていますよ。 しかし個人的にはJR西日本の警笛が私にとってはカルチャーショックだった。実は「電車でGO!2」が発
売されるまでミュージックホンの存在を知らなかったから、681系「はくたか」の警笛のホルンを聞いた時にはマジかよ (ノーマット口調で)とびっくりしてしまった。楽曲的には無印「おジャ魔女どれみ」でタップからポロンを出す時の音(とい うかよくある使用上の注意とか校内放送のジングル音なのだが…)と大して変わらないのだが…。 この音は683系・281・283・285系という、まぁ特急車両用のミュージックホーン。更にはミュージックホーンの他に
も電子警笛も装備されている多彩さだ。 そして更に驚いたのは「電車でGO!プロフェッショナル仕様」で223系の警笛を聞いた時だ。こっちは更に複雑な音
楽で、音色はちょっと心地良い。しかもゲーム音楽ファンの私的にはナムコが昔使用していた「カスタム30」って音源の音に似ていると思ったのだ。それにしても223系1000番台のあの面構えからあの音楽が聞こえてくると意外性にも程があるという感じである。例えば元・ジャイアンツの松井選手の面構えから沢城みゆきさんやら小森まなみさんの様な声が聞こえてきたら…。どうだ!参ったか!ってくらい意外でしょ? ちなみに207系や関空快速版223系もこの警笛を鳴らすのでありますが、その他では聞きませんな、この音。
現場サイドの声、私が「この音で警笛とちゃんと気づいてくれますか?」と水を向けましたところ、JR西日本の運転士
さんは「いゃあ、鳴らしたらしっかり反応してくれますよぉ。」とのご回答。ちゃんと機能は果たしているようである。 ![]()
223系ミュージック警笛装置 223系警笛ペダル
変り種のミュージックホーンとしては、北近畿タンゴ鉄道の特急車両に装備されていて、列車到着時によく聞くことが
出来るPSG音源風「オーバー・ザ・レインボー」、そして意外や意外!JR九州883・885系にも電子オルゴール風のミ ュージックホーンが装備されている。(静岡鉄道や富山地鉄にも装備されているのは更に「へぇ」) さて、これら電子警笛やミュージック警笛はあくまで予備装置という事も知っておいて頂きたい。大きな音がする高圧
的な警笛を鳴らす前にソフトな音で警戒を喚起するという、まぁ内容証明郵便の前の口頭警告みたいな・・・(メチャクチ ャ生々しいな)ミュージックホーン→警笛という段階的な警戒信号という訳ですな。
ちなみにミュージックホーン装置が故障しても警笛故障とはならず、空気笛が故障してはじめて警笛故障扱いになる
のだそうな。 警笛と予備警笛装置の使い分け方は、警笛ペダルを軽く踏むと電子警笛、そして長く踏むと通常の警笛が鳴る。この
ようなシステムになっております。
長く踏むとは言ってもですね、ゲームの溜め撃ちみたいにずーっと踏んでいるわけではなくて、実際のところはホンの
0.5秒とか、そんな時間であると私は思うのです。いゃあ1秒とか2秒だったら、仮に120キロで走っていたとすると、 その間に30メートル以上も走ってしまう訳ですので、絶対1秒以内でしょうよ。
最近では223系2000番台の増備車から警笛ペダルを軽く踏んでも空気笛が鳴る様になり、電子音のボリュームが
下がった上で空気笛はJR北海道の電車と同様の甲高いものになったのであります。 しかしこうなって来ると各社、新型車両が出る度に警笛もチェックしたくなるのが鉄道ファン人情。イヤしかし、やたら
鳴らさせる行為に及ぶワケにもイカンので、偶然鳴らしているのを発見し、その音の発見に喜びを見出すような、う〜ん バードウォッチングのような気持ちで望むのがベストなのか…。(鉄道趣味自体バードウォッチングに近いものがあるが …) 特にJR西日本の労働組合のHPを見る限りでは管理職の締め付けが凄いらしいので主要駅ではヤバそうだ。また、
人が多い時間や民家が密集している地域の駅、そして寝台列車では迷惑になるという関係から鳴らさせる事は控えた い。 ま、ま、迷惑にならない駅でお願いしたり 、お知り合いがいるなら・・・あと意気投合でOK出してくださる人もいるので、
TPOを考えて試案をめぐらせるもアリかも。まぁ混雑時と遅延列車は避けようかな。縁・運・誠意ってとこかな? ナンでしたら、ウチのページから拾って楽しんでくだされば・・・。CDにも焼けるし・・・。
鉄道雑誌にも車両紹介の際警笛の類の記事は載らないし…。(まぁ「詳しく書かないから運転台の写真の警笛ペダル
に特殊配線があるかないかで判断してくれ」ってメッセージがこもった写真も時折見受けられますが・・) ところで、この警笛も鳴らし方とか鳴らす場所にも運転士によってクセがあって面白いんですよ。危険な状況。特にホ
ームの黄色の線からはみ出していたり、走行中に線路や踏切に人がいたりして、著しく危険な状態である時は勿論の 事、鉄橋やトンネルの出入り口と言った回避場所が少ない場所には「警笛鳴らせ」という標識がったりしてここでも必ず 鳴らします。 こういう時でも鳴らし方が色々あります。特に電子警笛が装備されている車両に絞って色々見てみますと…。必ず長
踏みバージョンで鳴らす人も居れば、高速列車を運転する際には見通しの悪い駅進入時に必ず鳴らす人、ああJR九 州は駅を出る時は必ず軽く鳴らして出て行きますが、(JR九州・東日本は発車時に子供が見ていたらかなりの確率で 鳴らします)逆に極力鳴らすのを避ける人、あまつさえ短い鉄橋などでは標識があっても省略する運転士も居るようで す。特にミュージック警笛は免疫が付いてしまってはいけないので、あまり聞かせないのかもしれない。 また、工事中の手旗信号に対してリアクションをする人しない人、ミュージック警笛は愛嬌があるからリアクションやす
れ違いの時には便利だね。 列車を撮影しているファンを見かけた時に線路際に居ようが居まいが警笛を鳴らしている人も居る、これはファンサ
ービスと警笛本来の目的を兼ねているのか…。昔は特に鉄道ファンが過激でして、駅で停車中の列車を線路に降りて 撮影していた輩も居ましたからファンに対してナーバスになっているのかも知れない。 線路際に居ようが居まいが…。で思い出した!どこかの映像サークルがテレビ朝日系テレビ番組「世界の車窓から」
のパロディ版、「世界の車窓から京浜東北線編」を制作した時の話、本編中に列車に向かって(フェンスに上って)大勢 の人間が一斉に大声を上げて手を振るというシーンがあったのですが、それに対して209系運転士が警笛長踏みバ ージョンで応戦したってのがありましたな。この長踏みというのがファンサービスという好意的なものでは無く、怒りにも 似た否定的なものであったという事がお分かりいただけよう。イヤ私はそこまでする必要ないと思うんですが…。やっぱ り何かまずかったんでしょうか? JR九州独特のクセなんてのもありますよ。JR九州所属の車両には「EB装置」なんていう装置が付いておりまして、
これは一定時間列車に対して何の入力もされていない場合にはブザーが鳴り、更に何もしないで居ると「運転士 に何か異常があった」と判断されて列車を自動的に停車させるシステムなのでございます。で、JR九州。EB装置 のブサーがなった場合、特に何も入力の必要が無い場合は運転士は確認ボタンを押してタイマーリセットするのであり ますが、特に特急列車の場合、確認ボタンの代わりに警笛を鳴らしてタイマーリセットをする運転士も少なくな い。警笛は足で踏むので、確かに手を伸ばしてボタンを押すよりは簡単で済む訳だな。 そう言えば警笛をすれ違うときに使用する運転士も減りましたなぁ。減ったと言うと駅を出発する際に警笛を鳴らす人
も減ったような気がします。やっぱし鳴らしてはいけなくなったんですかね?そう言えば併結や連結作業の合図の警笛 も人によっては省略しますよね。 札幌では出発だろうが挨拶だろうが「ビービー」鳴らしていましたが…。地方差ってのがあるんでしょうか?
まぁ「電車でGO!」シリーズの中にも作品によってルールは若干変化するものの、「警笛過剰」やら「車内信号点灯前
警笛」という減点項目がある訳で、やたら鳴らしてもイカンのでしょう。 そう言えば小田急や、四国の国鉄車両にもミュージックホーンが装備されていたものの、騒音問題で廃止になった
し、名鉄に関してもあまり良い顔をしない沿線住民も多いらしいし…。223系2000番台増備車のトーンダウンもいたし 方ないところか・・・。(ところで125系ってミュージックホーンなんかな?) これに対して、鉄道会社運転士のH2氏から注釈がありました。
駅の発車時の警笛 以前は「鳴らす」が基本だったが、現在は騒音問題で「鳴らさない」が基本。
鳴らす場面としては、橋梁・トンネルの入り口や見通しの悪い場所が基本。
との事です。ありがとうございました。
警笛というと嫌な思い出がありまして…。まだ私が子供も子供の頃。まだJRも国鉄と呼ばれていて、福岡市内を斜め
に横断する筑肥線という単線非電化路線が走っている時代。私はその筑肥線の筑前箕島駅付近の川でいつも遊んで いたのであります。 下りはともかく、上り列車がこの駅に停車する際、丁度列車の先頭部分が川に差し掛かるかかからないかの場所ま
で来るのであります。 当時、列車が出発する際には警笛を鳴らしていましたから、川で遊んでいる私たちは当然警笛をもろにかぶってしま
うからたまらない。ただでさえ大音量なのに至近距離で鳴らされてはとても素では耐えられないというものである。 したがって消音効果と、「警笛を鳴らしてくれるな!」という意思表示もかねて私たちは列車が到着したら列車の運転
士に見えるように耳を塞いで待機していたものであります。「もしかしたら省略してくれるかもしれない」という期待も込め て…。ところが世の中は自分達を中心に回ってはくれない。鳴らすものはやっぱり鳴らして行く。まぁ耳がふさがってい るので音量もミュート状態だったんでありますが…。中には意地悪な運転士さんもおりまして、耳を塞いでいる私たちを 見て、そのまま鳴らさずに列車を起動させ、こっちが「鳴らさないな!」と判断して耳塞ぎを解除した瞬間鳴らすヤツ な!
でも、これもちょっとした年中行事というか遊びの一部になってしまったんですけどね。警笛って言うとあの頃のキハ30
やキハ26の運転士との駆け引きを思い出します。 しかし、当時警笛を鳴らして欲しくなかった私、現在では鳴らして欲しくて仕方が無い!録音機を出発時に列車に傾け
て「鳴らしてくれ!」の意思表示をしたりするという20年前とは全く逆の意思表示してるんですよ!全く何やっているん だか…。警笛は前述の通り列車の存在を知らせて警戒を促す為の音であり、音を採取してコレクションする為に主眼 が置いて作られた物ではない事も知っておきたい。(なんて言いつつJR西日本警笛とE257警笛とJR九州ものは持っ ていたりするのだが…。) そんなワケで色々警笛について雑考察をしてみましたが、間違っても録音機持参で危険行為を駅構内で故意に行っ て鳴らさせたりしてはイカンと、ファンサービスで鳴らしてもらえる本当にありがたい事と一応品行方正さを求められる
鉄道ファンは頭に入れておきたいのであります。このように思います。自動車を運転しているときに警笛を使用する場
面って、やたらヒヤヒヤする場面ばかりなんであまり気を使わせるのは宜しくない。特に電車は簡単に止まれようなシロ モノではないのでございます。 と、いう事で警笛は旅行のサウンド的アクセント、そして列車の存在感を高めるものとして楽しむ。これがベストではな
いかと思うんであります。
それでは、警笛を少し並べてみましたので、お楽しみください。
警笛コレクション RCS編
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