
|
SANTARURU氏再浮上か
怒首領蜂大往生
サウンドの世界
あのー、本当はこの題字は全日本プロレス中継のテロップでよく使われる、そう、「フィッシャーマンスープレックス」
みたいな字が出るヤツを使いたかったんですけどね、叶わぬままでありますよ。
さて、SANTARURU氏である。時折本名である並木学ってロールも見かけますが、氏の再浮上は嬉しい。「サンダー
ドラゴン2」とか「バトルガレッガ」「湾岸戦争」とか何度も聴きましたし、イヤイヤ「マクロス2」とか「ラグナロク」は基板買 うくらい好きでしたものね。
アルバムではナカナカ名前を見ない!しかし、知っている人は大変知っている。それも熱狂的に好き。というのが
氏のファン層ではなかろうか。少なくとも九十九百太郎よりはマニアック知名度は高いと思う。
詳しい氏の作品名としては、前述通り「サンダードラゴン2」「マクロス2」「湾岸戦争」、そして氏の名前を決定的にした
「バトルガレッガ」というものがある。その特徴たるやシューターの心をズバリと突くナイステイストを投げかけてくれる。
そこが嬉しい!
それが、時にテクノであり、フュージョンでありロックである。しかし、それ壁を感じさせないシューティング魂を呼び起
こす。それも無理やりにではなく転がすように。んーまさにロック魂、ストーンズ魂なのか。
深く突き詰めて見ると、魂を揺さぶるビート、そして気持ちのいい音色(追加として聴きやすい音色)、更にはさりげなく
気持ち良いビート。ここら辺で我々を魅了している気がするな…。
さて、怒首領蜂大往生である。まず、パッと聴いてみたところで感じた印象は「湾岸戦争」の雰囲気で「グレート魔法大
作戦」と「バトルガレッガ」をかけているかな…。という印象だったんですよね。殺伐としたゲーム画面とは裏腹な印象で す。そして前々前作、前々作、前作とは又ぜんぜん違う。
「首領蜂」は戦争映画、「怒首領蜂」はハードロック、そして「怒首領蜂U」はハードコアテクノ(アルバム出ていたんだな
ぁ)って所でありました。が、今回は又ちと違うのだ。
で、もって各曲の紹介と行きましょう。
ステージ1
エキゾチックかつチャイナなイントロから、大空へフワッと飛び立ったみたいな。爽快でふわっとしたイントロから始ま
り、(あぁここの音色は「湾岸戦争」でよく使用されたものやね)緊張感あるシンセメロ、そしてサビ部分のコーラスが思 い十字架を背負った主人公の定めを表現しているようで、悲しげに聴こえて泣けてきますよ。
それと、「湾岸戦争」にも見られたベース部分、曲のメロディの裏でしっかり前向きな鼓動を刻んでいるので、メロディ
とのバランスを楽しむのも良いでしょう。
しかし、この曲を聴いていますと、どうもコンセプト的には「バトルガレッガ」のステージ1的なものを感じますが、いか
がなものでしょうかね。(作った本人は「首領蜂」を意識している部分を入れているとの事ですが何処なんでしょう)
ステージ2
前半の都会的でトランス調のシンセメロと、後半の薄明かりがキラキラ差したような綺麗なメロディ、その下で流れる
テクノベースが良いバランス。とても聴いていて気持ちがいいですねぇ。後半部分に差し掛かるときのベースの動きが 一気に気持ちを明るくして行きます。
ステージ3
ステージ1のフレーズをイントロに用いながら…アレ、イントロのフレーズが変化して「ガレッガ」のステージ2みたいな
ものに変化して、更に「ガレッガ」のステージ5のようなフレーズになっちまっているではないですか。
コレって実はテクノ楽曲に似たような曲がございまして、つまりは作曲者の趣味が結構ミックスされているイントロにな
っているのでございます。
曲全体という事になりますと、これがまた面白い。「大往生」的な寂しげな雰囲気に「ガレッガ」風味に加えて「ラピッド
ヒーロー」風味が加わってくるのでございます。
ステージ4
一転してノイジーになって来ました!さながら「蒼穹紅連隊」のプラント面や、タイトー「ダライアス」の工場面みたいな
重々しさであります。オーケストラヒットに時折鳴って来るオーケストラヒットにもメロディが仕込んであって、良い隠し味 になっていますね。
ボス
ギタービンビンなメロディが「怒首領蜂」らしい。あくまでビンビンであってガンガンではないのでご注意を…。甲高い泣
きも恐怖感が演出されていいね!サビ時の甲高い響きもまた・・・。
音自体は軽いんですけどあまりそれを感じませんな…。
ステージ5
静かなイントロだから、「静かなままの曲かなぁ」なんて思っていたら、ステージ1の編曲版+「バトルガレッガ」の最終
面ってオチでした。「ガレッガ」の最終面よりも心持アナーキーか。
それにしてもステージ1のフレーズは良い所までは出てくるんですけどサビ部分には入らない。寸止めですよ寸止め
…。導入の仕方はカッコイイですが…。
最終ボス その1
かなり重い、重々しい!重いビートにティンパニー、そしてギュオンギュオンにノイジー。ボスのパワーを感じますよね
ぇ。ズッシリと…。
最終ボス その2
「キターッ」って感じぃー!ハイスピードでハイテンション!ギターがギュンギュンとハイスピードながらマイペースに淡々
と鳴り響き、リズムボックス化したドラムスと一体化して修羅場を演出いたします!
曲のループの終わり部分は最高!猛烈なテンションでプレイヤーを追い詰めてくるのですよぉ!あねでもよくよく冷静
に聴いたらこの曲って懐かしさも感じるんですけどね。
スタッフロールの曲
癒し系であり、ちょっとした寂しさも感じてしまうメロディですね。なんかおとぎ話や童話のようにも取れてしまう、静か
でそれでいて人の心に何か訴えかけてくるもの、切なさがあります。
ランキングの曲
メインフレーズに1面で使用していた爽快なメロディ、リズムはグレート魔法大作戦のエンディング曲のそれである。心
地良いんだけど寂しいんですよね…。ループも結構長いです。
という感じでざっと紹介してみました。アルバムが出ていないので、実際にゲーム筐体で聞いて頂く事が多いと思いま
すが、まぁ楽しんでいただくヒントにでもしていただければ幸いです。
それにしても、この作品は何の経緯でSANTARURU氏になったか興味がありますね。氏本人にしてみれば、かつて
プレイしていた東亜シューティングの血が受け継がれている作品を担当するにあたって色々思うところもあったでしょう が…。
そもそも、SANTARURU氏だという事は当初あまり知られていなかったんですがねやっぱしコアなマニアさんは3面
のBGMでピンと来たのでしょう!っていうか来ない方がおかしいのかもしれません。
今回の作品は氏のシューティングサウンド総決算ではないと思いますが、持ち味は充分楽しめます。特に「湾岸戦
争」「ガレッガ」あたりをチェックしているとそれがよく理解できるでしょう。惜しいと思うのは、もう一パワー、一押し欲し かった。強烈なものが今ひとつだったかなと思うのであります。
どちらにせよ、アルバム化を強く求めたいこの作品ではあります。カップリングなんぞなくて良いので、2000円程度で
ポーンと出していただけないかなぁ…。なんてったって「怒首領蜂」ですよ、そんなビッグタイトルをシューティングサウン ドの名手SANTARURU氏が…。すごい事なんですよホントにコレは…。
まめちしき〜(大阪さん口調で)
NMK開発、バンプレスト販売の「超時空要塞マクロス」のスタッフロールに「三太郎」と出ている。これは間違いなくS
ANTARURU氏のニックネームだったものだが、氏は2には関わっているが1には関わっていない。これは当時NMK でプログラマをやっていた人からの情報なので間違いないだろう。
なぜスタッフロールに名前が出ているかはちょっと謎。
|